萩原 康司さん

farm旬(高崎市)

生産品目
トマト(大玉、ミニ)
販売場所
自家農園、自宅

荻原康司さん

 トマト栽培に従事して50年以上という大ベテラン。「工夫をしないとダメ」と自分に厳しい研究熱心な生産者である。今でも新聞3紙と専門雑誌を購読し、常に新しい知識を収集する努力を怠らず、「ピーンときたものはすぐに試す」という行動力を持つ。

 露地栽培からビニールハウス栽培に移行したのは、昭和42年。その10年後は、ガラスハウスに変え、当時、近くのトマト農家と共に「北関東一」の規模を誇った。「ガラスハウスに変えてから味も大きさも良いものが収穫できるようになった」という。

 それでもまだ、満足がいかなかった萩原さん。要因は生産効率にあった。ハウス内で育てるトマトはおよそ4500本。当時は病気などで枯れてしまう苗が少なくなかった。それを補うために、あらかじめ2000~3000本もの「予備の苗」を植えておかなければならない。苗を無駄に育てることなく、かつ農薬や肥料を可能な限り使わない方法はないかと、異なる種類のマルチやポットなどを買い込んで苗を植え、温度計を差し込んでその変化を観察。扇風機で風の通り道をつくった実験結果を重ね合わせて、トマトづくりに適した環境を探りあてた。その結果、薬品を極力使なくても元気でおいしいトマトづくりに成功。予備の苗木は、かつての10分の1ほどまでに減ったという。今でも減農薬減化学肥料を心がける。

 萩原さんが手掛けるトマトの特徴は、フルーツのように甘~くジューシーで、たくさんの種類があること。ミニトマトだけでも7種類。熟しても緑色という珍しい「緑ちゃん」、茶色の「チョコちゃん」といったネーミングもユニークで可愛らしいトマトが並ぶ。

 さまざまな功績をあげた萩原さんがつくるトマトは、何度も表彰を受け、群馬県の金賞も受賞した。

 最近では、菜花の栽培にも始めた。「冬、青菜がないところへ持っていきたい」と話す。「最近需要が増えてきているというカット野菜にも興味がある」と萩原さん。「これもヒントになったのは新聞の記事」と穏やかに笑いながら「挑戦したいことはたくさんある」と意欲を燃やしている。

基本情報

住所 高崎市木部町435
電話 027-346-6852
ファックス 027-346-6852
趣味 仕事が趣味