蜂須賀 隆広さん

生産品目
枝豆・白菜・玉ねぎ・長ねぎ・ブロッコリー
ロマネスコ

蜂須賀 隆広さん

地域の農業を牽引するリーダー

 家の事情でそれまでの勤めを辞め、40歳で実家の農業を継いだ蜂須賀さんは、以来、意欲的に農業に取り組んできました。そして、昭和53年頃に出荷量のピークを迎えたブランド野菜『国府白菜』が、生産者の高齢化や後継者不足により、いつか幻の野菜になってしまうのではないかという危機感を深めました。

 『国府白菜』とは品種名ではなく、国府地区で栽培された白菜の総称。国府は農業に適した肥沃な土地で、他の土地で栽培されても同様の甘さや食味を得られないため、昔から『国府白菜』と呼ばれ親しまれてきました。

 そんな恵まれた土地を背景に、蜂須賀さんは農業生産法人の設立を視野に入れ、年間を通じた農産物の収穫規模の拡大や作付面積の拡充、農作物の収穫、選別といった農作業の機械化、人手の確保などに取り組み、地域農業を牽引するリーダー的存在となっています。

 「温暖化や異常気象など、近年は、いままで経験したことのない気候に対処しながら農作物を育て収穫しなければならず、知識やノウハウだけではない、知恵や工夫も必要です。市場対策としては、最も高値で販売できる野菜のサイズや時期を見極めることも重要です」と、困難なことも熱意を持って切り拓くことで、新しい時代に適応した農業の在り方を追求していきます。

 また、ぐるなびのシェフツアーなどを受け入れ、収穫した野菜が、いかに優れた食材であるかをプロにアピールする機会を得るなど、直接販売先の確保に努めます。現在、売上高に占める割合は、市場への出荷が3~4割、契約販売が6割~7割。販路の確保と拡大による経営の安定化を図っています。

群馬県農業経営士として、県との連携で就農者支援に努める

 群馬県では、高度な知識と技術を有し、自ら近代的な農業経営を実践しながら、農業振興や農業後継者の育成に熱意を持って取り組んでいる地域リーダーを、市町村長からの推薦を受けて「農業経営士 」として知事認定しています。蜂須賀さんもその一人。県内の就農希望者を対象に、農業の基本的な知識・技術等を習得して円滑な就農を支援する県立農林大学校の「ぐんま農業実践校」(西部地域学校)の講師として、農作業の現場に実習生を受け入れ指導しています。

国府白菜祭りを盛り上げる

 毎年12月中旬ごろJAはぐくみ国府支店で行われる「国府白菜祭り」は、白菜漬けや浅漬け、キムチ、鍋用に白菜を買い求める人でごった返し、マスコミなどにも取り上げられるほど、地域の風物詩として定着している一大イベントです。JAはぐくみの理事でもある蜂須賀さんも、中心となって祭りを盛り上げています。

枝豆のさやのもぎ取り、供給、選別といった作業を機械化したことにより作業効率もアップ

基本情報

住所 〒370-3512
高崎市西国分町501
電話 027-372-5397
FAX 027-372-5397