藤巻 守さん

大自然工房

生産品目
米、麦、黒豆、そば、モロヘイヤ、春菊、季節ごとの野菜
販売
米、麦、黒豆、そば → 新町・A Coop、新町・四季菜館、藤岡・藤娘館

藤巻 守さん

専業農家として新たな出発

 27年間の高校教員生活にピリオドを打ち、2015年4月より専業農家として再スタートした藤巻守さんは、20代は海上自衛隊・航空隊に所属し、30歳で歴史の高校教師に転職した異例の経歴の持ち主だ。教員を3年早く退職し農業を志した藤巻さん。その心は―「小麦を鉄の箱に入れて、カビも生えないような環境の船便で、海外から運ぶ時代。そこまでして主食を他国に頼るべきなのか。主食だけは地元のものを食すべきではないか―」。更に「歴史を振り返ると、関ヶ原の合戦、大阪の陣の時、大阪は米が採れないので近畿一円から米を集め、籾摺りや米搗きをしながら籠城した。地元で米が採れることがいかに重要か―」と歴史家らしい見地で話す。「日本に米が余っているのは、パンやパスタがあってのこと」「新潟のコシヒカリに比べれば確かに味は劣るかもしれないが、主食は味だけで選ぶべきものか―」。

地域の農業を支えていきたい

 現在、大自然工房では水田と畑それぞれ1.2haを耕している。藤岡市の(有)浦部農園で有機農法を学び、徐々に取り入れていきたいと考えている。「俺がこの国の食糧を背負って立つ、なんていう大それた事ではなく、地域の食糧を支えていこうという気持ちです。各地域にそういう人が何人かずついれば、この国は繁栄していくのではないか」と日本の未来を思う。また、若い人が「俺もやってみるか」と気軽に入っていけるような環境にしておくことも後継者を育てる面で大事と、法人化についても視野に入れている。

馬上少年過ぐ

 大学時代、ワンダーフォーゲル部に所属していた藤巻さんのかつての山スキーでの経験は、2013年の大雪で生かされた。「ラッセルしながら一晩中ビニールハウスの雪掻きをしました」。お陰でビニールハウスの倒壊を免れた。「体が資本。あと何回、米を収穫できるか」と人生計画を練る。趣味は、彫刻や建築、音楽などと幅広く「かれこれ半世紀、ピアノも習ってます。ボケ防止です」と笑う。

 作業場の入り口には、伊達正宗の漢詩「馬上少年過ぐ」の一節から取った「天赦館」の文字。農業の世界に身を捧げ、人生後半を自由にかつ有意義に過ごそうという藤巻さんの決意の表れが感じられる。

商品

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基本情報

住所 高崎市新町643
電話 0274-42-3285
携帯 080-1317-4142
Mail daisizen2661@yahoo.co.jp