吉井政夫さん

生産品目
カボチャ、インゲン、ニンジン、キュウリなど
販売場所
JAたかさき - グル米四季菜館中居店

吉井政夫さん

 市役所を退職後、1997年に農業を始める。自宅前に広がる1000平米の畑で育てる野菜は、13~14種類。中でもカボチャの生産には自信を持つ。種類は、ホクホクとした食感と強い甘みを持つ「みやこカボチャ」と、滑らかな舌触りと品の良い甘みの「メルヘン」の2種。4月になると毎日天気予報を欠かさずに見て、最低気温が8度になったときに種をまく。5月になると自らの手で花粉交配を行うのは、この時期、まだ蜂の動きが活発でないため。つるが伸び始めると、葉やつるを丁寧に整理する。

 「収穫するみやこカボチャは、1本のつるで1個だけ。それも、葉が10~12枚くらいついたところにできたものだけと決めている」という。「おいしくなれ」と念じながら、暑さが苦手なカボチャに一つずつ、太陽の光を避ける日よけを作ったり、地熱の影響から逃れられるよう発泡スチロールのマットを敷いたり、手をかけて大切に育てている。

 こうしてできたカボチャは、一般的に直売所で見かけるよりも大き目の1.6~1.8kg。皮はオレンジ色の部分がまったくなく、底の部分まできれいな深緑色だ。包丁を入れれば、鮮やかな山吹色の身が現れる。砂糖を入れずに調理しても、十分に甘くてホクホク。煮物、天ぷら、サラダ、スイーツとレシピの幅も広がる。

 ほかにも、ニンジン、トウモロコシ、インゲンなどの生産にも意欲的に取り組む。

 吉井さんが野菜を育てる上で最もこだわるのは「味」。野菜作りの基本となる土にも工夫を凝らす。化成肥料のほか、たい肥、有機肥料などのほか、育てるものによっては油かすや魚粉なども混ぜるという。種も厳選して各地から取り寄せている。

 こだわりの味の良さはお客様が証明。頻繁に顔を出す直売所では「吉井さんのカボチャはいつごろ出るの?」「おいしかったから、吉井さんの名前を見て買っている」と、お客様からうれしい声がかかる。「吉井さんの品は間違いがない」という声は、一番の勲章だ。

 「これからは少しずつ生産品目を減らそうと思うんだけど」と本人は言うが、多くの人の期待がそれを許してはくれないようだ。

 

基本情報

住所 高崎市柴崎町782
電話 027-352-5936
ファックス 027-352-5936
趣味 渓流釣り