眞塩光枝さん

眞塩光枝さん

農事組合法人 国府野菜本舗

つくっているもの

主に国分にんじん・国府白菜・玉ねぎ・トマト等、加工品

買えるところ

国府野菜本舗、スーパー等、ネット販売

地域の伝統的な野菜や食習慣の継承を目的に

平成12年に国府加工研究会として地域の女性たちが国府特産の白菜を使ったキムチづくりに取り組んだ活動は、地域住民の高い支持を受けました。そして、平成16年の農事組合法人「国府野菜本舗」の設立に発展し、現在では、野菜、果物、小麦粉、米の粉、黒米、赤米、切り花、弁当、惣菜、漬物等に加えジェラートの販売を行っています。

代表の眞塩光枝さんは、農家に嫁ぎましたが、ご主人はサラリーマン。家に受け継がれてきた行事やその時にいただく食事などは、主婦の光枝さんが継承しました。「核家族や共働きの増加により、家庭内での伝統の継承が難しいのが現状です。以前は、国府白菜の漬物は、各家庭の味がありました。土地の季節の野菜を使い、手まめにこしらえたおふくろの味は、今や日常の味というより懐かしい味になっています」。

地元で穫れた旬の農産物や伝統食が身体に良いという〝身土不二(しんどふじ)〞の発想から、眞塩さんは地域の食の伝統を継承&発信する場として国府野菜本舗を運営しています。

のどごし爽やか もぎたてジェラート

平成26年4月より販売を開始したジェラート。野菜や果物の旬の色や旨味を引き出したのどごし爽やかなジェラートは、野菜嫌いな子どもたちにも大人気。また、夏に食欲が減退しがちな高齢者にも喜ばれています。ゴマやにんじん、玉ねぎ、枝豆、トマトなどを素材にしたジェラートは常時10種類前後が店頭に並び、新たな目玉商品として注目されています。

銀座にある群馬県のアンテナショップ『ぐんまちゃん家』での販売も予定しています。

国府の肥沃な土地から生まれた新鮮野菜

国府は榛名山の噴火による火山灰の堆積でできた肥沃な土地。ここでしか採れない甘くて柔らかい白菜は『国府白菜』ブランドとして知られ、当店でも生産から販売、加工を行っています。塩と風味付けの柚子と唐辛子だけで漬けた昔ながらの白菜漬けは、販売するだけでなく漬け方の講習会も実施しています。

また、国府地区の伝統野菜には『国分にんじん』があります。色がよく甘みがあって香りも強いうえ、煮くずれしにくいのが特徴で、スティックやきんぴら、煮物、松前漬けなどに最適。しかし、形が細長く、持ち運びに不便で冷蔵庫に入りにくいことから、徐々に消費が減り、地元でも一軒の農家が作るだけとなりました。国府野菜本舗では、そんなにんじんの生産を再開し、地域の伝統野菜を次代に伝える活動を展開しています。

白菜、にんじんは11月後半〜3月いっぱいの取り扱いで、5月頃からは玉ねぎ、夏場はイタリアントマトなどを栽培しています。

心も体も癒される 母ちゃんの手づくり弁当&お惣菜

国府野菜本舗の店頭には、太巻き・稲荷寿司・サラダ巻き、お総菜や田舎まんじゅうなども並び、中でも新鮮な野菜たっぷりの色とりどりの惣菜が入ったお弁当が大人気。映画やドラマの撮影のロケ弁当にも引っ張りだこです。

また、土屋文明記念文学館内にある農家レストラン『彩花』も運営し、定食や国分人参シフォンケーキ、自慢の手づくりあんこのぜんざいなどオリジナル甘味、ジェラートを提供しています。

旬のおいしさがギュギュっと詰まったオリジナル商品

100%国分人参ジュース、国分人参ピクルス、美肌トマトジュース、ジャム、味噌、漬物。国府の豊かな土壌が育んだ自然のおいしさを、いつでも手軽に味わえるよう、バラエティ豊かに提供しています。

眞塩光枝さん

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農事組合法人 国府野菜本舗