森清和さん・有理さん

森清和さん・有理さん

森農園

つくっているもの

根菜、葉物類、グーズベリー(食用ほおずき)、豆類。野菜セットの販売もあり。

買えるところ

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人の記憶に残る野菜を作りたい

「幼い頃、初めて味わった新鮮な美味しさって忘れられないじゃないですか」-森さん夫妻が目指す「記憶に残る野菜」とは、はじけるような食味の良さと、誰とどこで食べたかというシチュエーションや作り手の思いまでが伝わるようなストーリーのある野菜だ。

就農のきっかけは、有理さんの食の安全性への興味から。元々ものづくりが好きだった清和さんもすぐに賛同。倉渕の有機農業生産者グループ・草の会で2年の研修を経て2010年に独立した。「土中の微生物を大切にした畑づくり」にこだわって、無農薬、無化学肥料の野菜作りに専念している。

野菜の個性、旬の味を届けるのが使命

森農園が手がけるのは、サラダ用の野菜セットや豆類、ニンジン、カブなど。中でも特徴的なのは、グーズベリー“太陽の子”という食用ほおずきだ。フルーティで独特な風味はサラダやデザートに生食で、またジャムなどにもおすすめという。ビタミンAや鉄分、イノシトールが豊富で、機能性野菜・健康食品としても注目されている。

「生産者として、育てる野菜それぞれの個性を引き立たせ、旬の野菜の美味しさを消費者に届けること」をモットーとする森農園。今後は、直接消費者に野菜を届けられるような、顔の見える販売ルートも開拓していきたいと考えている。

田舎ならではの豊かな生活を提案

農業が見直され、就農する若者も増えつつある昨今だが「多くは都市型農業に偏っているのが現状」と森さん。そんな中で、土地の広い田舎でクリエイティブに、豊かな暮らしを楽しむ“新しいライフスタイル”としての就農を提案していきたいと話す。「雇用を生み、移住者を増やして共に農業する仲間を呼び込みたい」-そう考えている。

「農業は魅力的な仕事。“楽しそうだね”と言われるような生活を目指しています」。豊かな倉渕の自然の中で、若き夫妻が育てる野菜は「また食べたい」と人々に思わせる、記憶に残る野菜に日々成長しようとしている。

森清和さん・有理さん

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