塚越治夫さん・裕作さん

塚越治夫さん・裕作さん

(塚越農園)

つくっているもの

トマト、人参、キュウリ

買えるところ

塚越農園直売所小栗の里クラシード

祖父の農業を受け継ぎ、多くの人に自慢の野菜を届けたい

40年前、群馬県内におけるトマトのハウス栽培の先駆けとなったのが塚越農園の塚越治夫さん達、倉渕の3人の農家だった。周囲からは奇異の目で見られていたが、病気が減り収量が増えると、倉渕でのハウス栽培は一気に広がった。

トマト、人参、キュウリが主力産品。トマトは栽培が難しく棚持ちは悪いが食味の良い「桃太郎」。人参は、昼夜の寒暖差を生かして、さらに雪が降ってから収穫する「雪下」人参。キュウリは「接木」をしない「自根」キュウリ。市場に出ているキュウリの多くは、カボチャを台木とした病害虫に強いキュウリ。しかし塚越さんは、キュウリ本来の味を持つ自根のキュウリにこだわる。

加工を始めたのは4年ほど前。長男の育法さんがトマトと人参を使ったジュースとジャムづくりを勧めた。桃太郎トマトを使ったジュースとジャムはフルーティに、ケチャップも濃厚なトマトの風味を感じるものに仕上がった。雪下人参は、人参臭さのない甘みのあるジュースとジャムになった。

今春、孫の裕作さんが農家になった。半世紀以上こだわりを持って野菜作りを続けてきた祖父の姿を見た裕作さんは、大学卒業後、大手ハウスメーカーに勤務していたが、84才になる治夫さんが元気なうちに農業を教わりたいと農家になることを決めた。苦労を知る治夫さんは「やめた方がいい」と言ったそうだが、裕作さんの気持ちは固かったそうだ。

会社を辞めて一年間、農林大学校で学んだが、実際に祖父のやり方を見ていると、長年の経験によるものが大きいと実感する。スーパーや百貨店に飛び込み営業して、販路拡大にも取り組んでいる。自信作の野菜や加工品が棚に並び、ギフトとして販売される喜びはひとしおだ。倉渕での農業は、それぞれの畑が小さいため大規模化が難しいが、こだわりと特徴ある野菜づくりで「塚越さんの野菜」と言われるようになりたい、と夢を語る。

塚越治夫さん・裕作さん

塚越治夫さん・裕作さん

(塚越農園)